
- 9月11日
多職種で向き合う利用者・家族のQOD(2)
私たちはY氏の妻と毎日かかわり,さまざまな話をする中で,本心では「夫を自宅に連れて帰りたい」という思いを持っていることが感じ取れてきました。
それでも,妻は「こんなにも良くしてくださっているこの施設で看取ってあげられたら,何も後悔することはない」と話していました。

- 8月7日
自立支援ができないケアマネジャーは淘汰される?!
ケアマネジャーとして「自立支援」は当然目指すべきものです。では,それができないケアマネジャーは淘汰されるのでしょうか? 間違いなくそうなるでしょう。しかし,注視しなければならないのは,「自立支援とは何か?」が少しずつ変化してきているように感じることです。

- 7月19日
多職種で向き合う利用者・家族のQOD(1)
近年,QOD(死の質)という言葉をよく耳にするようになってきました。QOL(生活の質)の考え方が人生の終末期にも広がったことで,QODという考え方が生まれたのです。

- 5月24日
保険外サービスのニュースタンダードを模索せよ~「カフェ✕ケアプランセンター」の場合
山勝ライブラリ 代表取締役 山下勝巳 ※本記事は日総研の季刊誌『地域包括ケア時代の通所&施設マネジメント』2020年10月号掲載記事を一部改変したものです。 求められる「新しい標準」の答え 新型コロナウイルスの感染拡⼤によって常識は⼀変し,ウィズコロナ期の『新しい⽣活様式』...

- 5月18日
after新型コロナに向けた経営者としての心構え(1)
今思えば、新型コロナウイルスの脅威を予測していたかのようなメッセージになっているが、新型コロナウイルスの脅威に世の中が脅かされていてもいなくても、経営者のやるべきことは決まっていた。

- 5月10日
排泄支援の底上げにつなげる実践ポイント(2)
何とか受け入れてもらったおむつの使用。それなのに、おむつの外へ排泄物が漏れてしまうことは、本人だけではなく介護者の精神的負担や腰痛の原因につながります。

- 4月21日
管理者・リーダーが陥りがちなスタッフ指導の改善策(2)
人を育てる上で,「ほめることは良いことだ」と信じる人がいる一方で,違和感を覚える人もいるのではないでしょうか。

- 4月3日
苦情に真摯に対応する相談員の心構え
事故や苦情の対応において,現場レベルで中核的な役割を担っているのが相談員ではないだろうか。事故と密接な関係にある苦情対応は,相談員にとって避けて通ることができない業務といえる。

- 3月23日
排せつ支援加算の算定に向けた実践ポイント(1)
2018年度介護報酬改定で新設された「排せつ支援加算」。スタートしてから3年目となりますが,皆さんの施設では算定されているでしょうか?

- 3月15日
管理者・リーダーが陥りがちなスタッフ指導の改善策(1)
介護業界では,仕事ができる人を指導者に任命するということが当たり前に行われています。ここには,「トレーニングがなくても指導できるだろう」という前提があり,うまく指導ができるかどうかは指導者に「丸投げ」されているような実情もあるように見受けられます。

- 2月28日
心の声を受け止め、わがままを応援する!(2)
その日の夕刻、居室を訪問した私に対し、Yさんはすごい剣幕で怒鳴った。
「おい、息子はどうなってるんや。父親が瀕死の状態やというのに!」。
私は「昨日も娘さんに頼んだから…。ごめんね、もうちょっと待ってあげて」そう答えながら、心底Yさんの家族に腹を立てていた。

- 2月10日
競争の時代/利益を生み出すということ
利用者数より施設の定員(キャバシティ)が上回っている地域も存在するのです。そうした地域では、施設・事業所間による利用者確保の「競争」のような状態が起こり得ることが考えられます。

- 1月20日
リハビリテーションを通じて「人間らしさ」を取り戻す
リハビリテーションを実施するにあたって、当時、認知症(その頃は「痴呆」)はリハビリテーションの阻害因子と言われ、寝たきりの人にリハビリテーションはできないとも言われていました

- 2022年12月22日
心の声を受け止め、わがままを応援する!(1)
Yさんの眼瞼結膜を見ると明らかに貧血状態が見て取れた。加えて、なんと今年に入って10kgも体重が減少していた。とりわけこの1ヶ月間に3㎏も減っていた。『がん…』という言葉が頭の中をかすめた。

- 2022年12月7日
『ケアマネいらない』なんて言わせねぇよ!(2)
私は、ケアマネはしばらくはなくならないと思っていますし、介護保険創設時からの仕組みを覆すことは容易ではないと思います。ただし、居宅介護支援事業所は安泰とはいえない状況となるでしょう。

- 2022年11月11日
明日からできる拘縮の予防・改善のアプローチ
拘縮は関節を動かすことで治そうと考えがちですが,できてしまった拘縮を治すことはなかなか大変です。実は,拘縮をつくらない生活づくり,または兆候を見つけて早期に芽を摘むかかわりが最も重要なのです。

- 2022年10月31日
認知症の人の遂行機能および生活障害の評価方法
認知症の人の生活障害に対するリハビリテーションの工夫として、どのように評価し介入していくかということを解説します。

- 2022年10月3日
『ケアマネいらない』なんて言わせねぇよ!(1)
『ヘルプマン!』の登場人物のように自由奔放に、逆にそうはいかない現実との葛藤も素直に、ケアマネジャー(以下、ケアマネ)の未来について語っていきたいと思います。

- 2022年9月15日
高齢になるとなぜ転倒しやすくなるのか?
私は普段,理学療法士として通所サービスや老人ホームで介護職の皆さんとチームになって仕事をしています。そんな中で,リハビリテーション(以下,リハビリ)の知識を生かし,利用者の生活という視点でかかわれるよう,運動学・解剖学の知識について学ぶことで皆さんのケアが少しでも向上し,利用

- 2022年8月2日
医療・介護連携に向けた相談員の役割(2)
ここでは2つの事例を通して,相談員の医療・介護連携における取り組みを見てみたい。最初に事例の概要を示し,その後に相談員の対応について解説する。

- 2022年6月28日
医療・介護連携に向けた相談員の役割(1)
特養入所者の入院に伴う医療・介護連携について,事例を通して,相談員の役割を中心に述べる。

- 2022年6月8日
変化に強い居宅介護支援事業所の運営
平常時の働き方と,新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先する緊急事態宣言発令下での働き方は大きく変わります。今回は,この1年で大きく変化した当事業所のケアマネジャーの働き方についてお伝えしたいと思います。

- 2022年5月9日
ケアマネジメントの質向上と業務の効率化
当事業所において,それぞれのケアマネジャーが35人の利用者を担当しながらも,心身が健やかで,かつ運営基準も満たした業務をなぜ行うことができているのかについてお伝えしたいと思います。

- 2022年4月10日
AI(人工知能)にケアマネジメントができるのか?(2)
実際に,AIによるケアマネジメント業務はどのレベルまで期待できるのでしょうか。

- 2022年3月17日
排泄支援の底上げにつなげる実践ポイント(1)
「おむつ着用は高齢だから仕方がない」といった諦めから、本人の意向は聞かれずに“理由なきケア”が行われていませんか?

- 2022年3月7日
AI(人工知能)にケアマネジメントができるのか?(1)
目の前にある「介護の問題」を解決するための特効薬(魔法の杖? 打ち出の小槌?)的に,「ICTやAIが介護の世界を救う」という発想が生まれてきました。

- 2021年1月15日
排せつ支援加算の算定に向けた実践ポイント(2)
今回紹介するのは,兵庫県芦屋市で30年以上の歴史を持ち,大阪湾まで一望できる場所に建つ,社会福祉法人聖徳園特別養護老人ホームあしや聖徳園での取り組みです。

- 2021年1月5日
after新型コロナに向けた経営者としての心構え(2)
スタッフの離職に歯止めがかからなくなる原因の一つに,現場での新型コロナ感染防止対策への経営者の姿勢がある。スタッフを守り,利用者を守る。その意識が高い経営者なのか? それとも,会社の存続を守ろうと「会社」という目に見えないものにとらわれた経営者なのか?