ミカタプラス 代表
裵 鎬洙
※本記事は、隔月刊誌『通所サービス&マネジメント』2019年7-8月号より一部抜粋し改変したものです。
人材の配置基準が定められ,始業から終業まで休むことなくサービスを提供することが前提になっている介護業界において,良質なサービスを担保できる人材の育成は重要なテーマです。
ところが,業界全体を見渡してみても,人材育成に十分な投資(特に,時間とお金)ができている組織が多いとは言えない状況です。
そのような中で本稿で特に注目したいのは,人材育成を担当する指導者(管理者,主任,リーダー,OJT担当者など)の大多数が,「指導力を高めるトレーニング」を受けることなく指導に当たっているという点です。
一流のプレイヤーが一流の指導者になるとは限りません。しかし,介護業界では,仕事ができる人を指導者に任命するということが当たり前に行われています。
ここには,「トレーニングがなくても指導できるだろう」という前提があり,うまく指導ができるかどうかは指導者に「丸投げ」されているような実情もあるように見受けられます。
そのような背景の中で,うまく指導ができずに苦しんでいる指導者に私は何人も出会ってきました。孤独に悩んでいる彼らの力になりたいと思い,相談された内容を新しい観点で返し,一つでも手がかりが渡せるように,毎回真剣に向き合ってきました。
本稿を読み終えた時,指導者としての「あり方(器)」を整える手がかりを一つでも手にできていたら幸いです。
(この続き:2685文字)
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