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「近代的廃用症候群」を知ってほしい!

 予防介助認定協会 代表 谷口奨

※本記事は単行本『本気で人を元気にする介助術』より内容を一部抜粋して改変したものです。

時代によって廃用症候群の病態は大きく変わる

廃用症候群とは,動かないことによる身体の機能低下を総称したものを言います。

一見,廃用症候群は昔も今も変わらないように思えますが,実は廃用の病態が大きく変わりつつあることをご存じでしょうか?


昔の廃用症候群は,患者・利用者を放置したり,ベッドの上にずっと寝かせるだけで何もしなかったり,支援する人の技術不足によって乱暴な介助から起こるものでした(これを私は「前時代的廃用」と呼んでいます)。

乱暴に介助されると身体の緊張を高めたり,あざやけがなどをつくったりします。また,痛みなども出るのでさらに動けなくなります。


現在は機械や道具が発達し,また人をコンパクトに丸めて援助者が負担なく運搬する技術が普及し,患者・利用者が自ら動く機会を奪われることで機能低下してしまうもの(これを私は「近代的廃用」と呼んでいます)に変わってきています。

この近代的廃用は,前時代的廃用に比べてとてもわかりにくいものになっています。

近代的廃用症候群のわかりにくさ


前時代的廃用は,明らかにベッドで放置していたり,無理やり動かしていたりと原因がはっきりしていて実にわかりやすいです。


しかし近代的廃用は,機械などに囲まれているので一見,最新の介助のように思われたり,乱暴な介助に比べると患者・利用者の身体にかかる負担が少ないため,廃用が起こっていることがわかりにくいのです。


(この続き:1654字)

 

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