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高齢者介護を担う専門職の課題解決につながるリーディングマター!

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変化に強い居宅介護支援事業所の運営

あすなろケアプラン 管理者

主任介護支援専門員

前田麗子

※本記事は日総研の隔月刊誌『達人ケアマネ』2021年4-5月号掲載記事を一部改変したものです。

私が運営している「あすなろケアプラン」(以下,当事業所)の職員の働き方も,この1年で大きく変化し,世の中の状況に合わせて最適な働き方を選択できるシステムを構築しました。

平常時の働き方と,新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先する緊急事態宣言発令下での働き方は大きく変わります。

何を根拠にして,何を捨て,何を残すのか。初めての緊急事態宣言が発令された時,当事業所は迅速にリモートワークを行う体制に移行することができました。

これまで蓄積した事業所運営と業務効率化のノウハウだけで,即日にりモートワークを行う体制を整えることができ,社内ルールを決めることができました。

今回は,この1年で大きく変化した当事業所のケアマネジャーの働き方についてお伝えしたいと思います。


環境の変化に対応する

進化論の提唱者ダーウィンは,「変化に最も対応できる生き物が生き残る」という言葉を残したと言います。

つまり,環境の変化に対応しきれなかった生物は生き残れない,ということなのですが,これはケアマネジャー自身をはじめ,居宅介護支援事業所の運営においても大変重要であると私は考えます。

人類がかつて経験したことがないパンデミックという事態の中でも,介護を必要とする利用者は変わらずいますし,それを支える介護家族,サービス事業所は止まるわけにはいきません。

ケアマネジャーだって,動きを止めるわけにはいきません。状況に合わせて変化をしていくしかないのです。

そこで私が提唱するのが,ハイブリッド型の働き方ができる事業所づくりです。

ハイブリッドとは,「異種のものの組み合わせ・かけ合わせによって生み出されるモノあるいは生き物を意味する語」とされます。

この考え方を基に,実際にコロナ禍において当事業所が行った具体的な取り組みを紹介していきます。


(この続き:3573文字)

 

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