ヘルプズ・アンド・カンパニー
西村栄一
※本記事は日総研の隔月刊誌『達人ケアマネ』2017年12-1月号掲載記事を一部改変したものです。
「介護の問題」を解決するための特効薬はあるのか?
今,私が解決を願う「介護の問題」は,大きく分けると「利用者」「家族」「事業所」の3つの相関関係から発生しています。
例えば,利用者本人が抱えている問題は,病気や認知症への不安,家族の介護負担の後ろめたさ,お金の心配など。また,家族が抱えている問題は,老いていく親への苛立ち,病気や認知症を抱えた親の気持ちが分からないこと,尊敬していた親への失望,老老介護への不安などです。
これらの問題は今の時代に急に始まったことではなく,昔から親にも,子にも起こっていたことなのですが,かつての昭和時代のような大家族構成ではなくなったことと,医療や薬の日進月歩による長寿化がある種の悲劇を引き起こしているとも言えます。
そこで,目の前にある「介護の問題」を解決するための特効薬(魔法の杖? 打ち出の小槌?)的に,「ICTやAIが介護の世界を救う」という発想が生まれてきました。
(この続き:1308文字)
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