- 3月6日
心の声を受け止め、わがままを応援する!(2)
その日の夕刻、居室を訪問した私に対し、Yさんはすごい剣幕で怒鳴った。
「おい、息子はどうなってるんや。父親が瀕死の状態やというのに!」。
私は「昨日も娘さんに頼んだから…。ごめんね、もうちょっと待ってあげて」そう答えながら、心底Yさんの家族に腹を立てていた。
- 2月15日
「寝返り介助」をアップデートしよう!
相手に両腕を組んでもらい,両膝を立てることで軽く寝返り介助ができるという方法を学校などで教えてもらうことも多いと思います。確かに,援助者は少ない力で介助できます。しかし,このような動きは人の自然な動きではありません。
- 2月14日
心の声を受け止め、わがままを応援する!(1)
Yさんの眼瞼結膜を見ると明らかに貧血状態が見て取れた。加えて、なんと今年に入って10kgも体重が減少していた。とりわけこの1ヶ月間に3㎏も減っていた。『がん…』という言葉が頭の中をかすめた。
- 1月11日
「近代的廃用症候群」を知ってほしい!
予防介助認定協会 代表 谷口奨 ※本記事は単行本『本気で人を元気にする介助術』より内容を一部抜粋して改変したものです。 時代によって廃用症候群の病態は大きく変わる 廃用症候群とは,動かないことによる身体の機能低下を総称したものを言います。 ...
- 2023年12月5日
変化に強い居宅介護支援事業所の運営
平常時の働き方と,新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先する緊急事態宣言発令下での働き方は大きく変わります。今回は,この1年で大きく変化した当事業所のケアマネジャーの働き方についてお伝えしたいと思います。
- 2023年11月13日
競争の時代/利益を生み出すということ
利用者数より施設の定員(キャバシティ)が上回っている地域も存在するのです。そうした地域では、施設・事業所間による利用者確保の「競争」のような状態が起こり得ることが考えられます。
- 2023年10月27日
after新型コロナに向けた経営者としての心構え(2)
スタッフの離職に歯止めがかからなくなる原因の一つに,現場での新型コロナ感染防止対策への経営者の姿勢がある。スタッフを守り,利用者を守る。その意識が高い経営者なのか? それとも,会社の存続を守ろうと「会社」という目に見えないものにとらわれた経営者なのか?
- 2023年10月5日
ケアマネジメントの質向上と業務の効率化
当事業所において,それぞれのケアマネジャーが35人の利用者を担当しながらも,心身が健やかで,かつ運営基準も満たした業務をなぜ行うことができているのかについてお伝えしたいと思います。
- 2023年9月11日
多職種で向き合う利用者・家族のQOD(2)
私たちはY氏の妻と毎日かかわり,さまざまな話をする中で,本心では「夫を自宅に連れて帰りたい」という思いを持っていることが感じ取れてきました。
それでも,妻は「こんなにも良くしてくださっているこの施設で看取ってあげられたら,何も後悔することはない」と話していました。
- 2023年8月7日
自立支援ができないケアマネジャーは淘汰される?!
ケアマネジャーとして「自立支援」は当然目指すべきものです。では,それができないケアマネジャーは淘汰されるのでしょうか? 間違いなくそうなるでしょう。しかし,注視しなければならないのは,「自立支援とは何か?」が少しずつ変化してきているように感じることです。
- 2023年7月19日
多職種で向き合う利用者・家族のQOD(1)
近年,QOD(死の質)という言葉をよく耳にするようになってきました。QOL(生活の質)の考え方が人生の終末期にも広がったことで,QODという考え方が生まれたのです。
- 2023年5月24日
保険外サービスのニュースタンダードを模索せよ~「カフェ✕ケアプランセンター」の場合
山勝ライブラリ 代表取締役 山下勝巳 ※本記事は日総研の季刊誌『地域包括ケア時代の通所&施設マネジメント』2020年10月号掲載記事を一部改変したものです。 求められる「新しい標準」の答え 新型コロナウイルスの感染拡⼤によって常識は⼀変し,ウィズコロナ期の『新しい⽣活様式』...